プ ロ フ ィ ー ル
松本 佳苗 (ソプラノ)
千葉県出身。国立音楽大学声楽学科卒業。
ウィーン、ハンブルク等での国際マスタークラスでディプロマ取得後、渡独。リカルド・バルトラ、その後アンニャ・ユング各氏のもとで、さらなる研鑽を積む。
フライブルク歌劇場にて研修。
スペインにて、世界的プリマドンナ、故モンセラート・カバリエ氏にアリアを披露し、その歌唱法、音楽性について高く評価され、激励を受ける。また、宮廷歌手レギーナ・ヴェルナー、ディミトラ・テオドッシュウ、ハンス - ヨーゼフ・カスパー各氏からも音楽的インスピレーション、影響を受ける。
さまざまなオペラのプロジェクトに出演し、中でもヴェルディ「椿姫」ヴィオレッタ役、ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」ルチア役、プッチーニ「トゥーランドット」リュウ役では高く評価される。
プッチーニの生まれ故郷、イタリアのルッカで行われた音楽祭にて、プッチーニ「修道女アンジェリカ」修道女アンジェリカ役に抜擢される。
教会音楽においては、ドイツ国内外にて、フォーレ「レクイエム」、メンデルスゾーン「エリヤ」などコンサートや教会ミサでソリストをつとめる。
リサイタルも定期的に開き、ひとつのコンサートでさまざまなオペラの役を演じ分けるその歌唱と演技は、ドイツの新聞や専門サイトにも取り上げられ、絶賛される。
また、ドイツリートを中心としたリーダーアーベントや、「故郷の響き」と題する日本の曲でのコンサートの開催、東日本大震災後には、フライブルク大聖堂での記念ミサやチャリティーコンサートへの参加など、コンサート歌手としても幅広く活動し、人の琴線に触れるその歌声で観客を魅了している。
帰国の際には、東京や故郷千葉でもコンサートを開き、いずれも好評を博している。
これまでに声楽を、R.バルトラ、A.ユング、故真嶋美弥、故森晶彦、大原一姫の各氏に師事。
ドイツ、バード・クロツィンゲン在住。